登山

国宝と絶壁&鎖の三徳山・三佛寺投入堂

三徳山・三佛寺さんぶつじ投入堂!

鳥取県にある三徳山は、標高900mの霊山。

登山のゴールには、断崖絶壁に建つ、国宝の投入堂があり迫力満点。

修験道で、道中に鎖などで登る急斜面などもあり、パワースポット。

登頂時間が短く、片道1時間前後で初心者にもおすすめです。

中国地方の山を100座以上登った前原登山部、その中でも神秘的な場所です。

三徳山は標高900mで、ゴールの投入堂は標高500m付近にあります。昔はまだ先に道があったみたいですけど、今は頂上には行けないです。今も自然が綺麗な状態でのこり、近くの三朝温泉と共に日本遺産に認定されています。

修験道なので、危険な箇所もあるため入山ルールに注意してください。2人以上でないとダメなことや服装や靴のチェック、入山時間や料金もかかるので、詳しい情報は公式サイトでしっかり確認してください。

この登山のみどころ

  • 三佛寺本堂
  • 宿入橋
  • カズラ坂
  • クサリ坂
  • 文殊堂・地蔵堂
  • 鐘楼堂
  • 牛の背・馬の背
  • 内経堂・元結掛堂・観音堂
  • 投入堂(国宝)

登山後にも、いろいろ寄り道しました。1日で結構いってます。

  • 谷川天狗堂(山菜、料理)
  • 温泉は三朝温泉の依山楼岩崎
  • 鳥取二十世紀梨博物館に倉吉の日本酒めぐり
  • おまけに牛骨ラーメン

登山記録(2016/6/5)

大きな鳥居をくぐって駐車場に着きます。
鳥居が雰囲気ありすぎて、車を止めて写真撮ってしまいました。

投入堂の鳥居

8時からしか入山できないとのことなので少し駐車場で待機して登山スタート。三徳山参道入口から階段を上ると、宿坊・宝物殿・三佛寺本堂があり、その裏の宿入(しくいり)橋を渡ったところで登山スタート。人生の大先輩の杉の前で登山の無事を祈り出発します。

投入堂の大杉

宿入橋

ほどなくするとカズラ坂が現れます。

カズラ坂

木の根っこを掴み、肌で大地を感じながら進んでいきます。この辺りは落葉広葉樹林と照葉樹林が連なっている珍しい所みたいです。中国地方では、三徳山と広島の三段峡のみ。また、ブナ林が標高の低い所で見られるのも珍しい。6月には希少植物のエゾカワラナデシコ、シシンラン、ハコネシダなども生息します。

足元が滑り登りにくい、鎖場を登っていくと、重要文化財の文殊堂があります。そこからの眺めは絶景でした。あいにく天気が微妙で、霧が濃かったですが、それも神秘的で晴れの日より良かったんじゃないかと思います。

投入堂の文殊堂

更に重要文化財の地蔵堂があり、その先に鐘楼(しょうろう)堂がある。もちろん鳴らすしかないので、3人で1回ずつ鳴らす。大晦日に除夜の鐘として使っているみたいです。危険な除夜の鐘。

投入堂の鐘楼堂

その先に牛の背・馬の背といわれる場所があります。今を思えば前原登山部のこれが後の背シリーズの始まりです。

投入堂の馬の背・牛の背

洞窟の中に入っているような観音堂を通り(頭に気をつけて)、重要文化財の納経堂に到着。ここまで来るとゴールの投入堂までもう少しです。

そしてついにゴールの国宝・投入堂に到着。とても不思議な所に建つ投入堂。是非みんなに生で見てほしいです。パワーがみなぎってくる。感動して、長くただ投入堂を眺めていただけの時間があったことを覚えてます。

国宝・投入堂

その後下山

無事初心者でも登ることができました。下山後に受付でもらったお茶がうまかったです。冒頭で初心者にもおすすめと言いましたが、修験道で危険な箇所も沢山ありますので、十分気をつけてください。また、三徳山は歴史的なストーリーもあり、ふざけて登るような所でもないので、下記の参照サイトなどで、しっかり学び登るのも良いと思います。かくして前原登山部の登山はこれで始まりました。

登山口(駐車場)

 

登山コースは、一つで現地に着くと、迷うことはないと思いますが、

YAMAPで確認してみてください。→YAMAP

谷川天狗堂(山菜、料理)

8時に入山し10時30分頃に下山した今回の登山は、頂上でご飯などは食べませんでした。
なので下山してすぐにある谷川天狗堂というお店でお昼を食べました。

大通りに出る前にあり、近いので上記の登山口の地図にものっています。
有名なお店らしく、三徳豆腐や山菜料理があり、すごくオススメです!

三徳豆腐は100年以上の歴史があるらしく、大豆本来の味わいをしっかり感じることができます。
山菜のてんぷらは、クセがなくサクサクして、めっちゃおいしかったです。
山菜がこんなにおいしいと思ったのは初めてで感動しました。
時期によって変わる味わいが楽しめそうです。
また、地元の人が作っているから、あったかさもあるように思います。

山菜の写真

店内には、三徳山にまつわる記事や写真がたくさん飾ってあって、登山後の余韻にもひたれます。お土産も売ってあり、あまり売られてない、三朝名物のとちもちもあります。

修験道を登った後に、精進料理を食べて気分が高まります!

山の中で、山の恵みを味わう贅沢を堪能しましょう!

三朝温泉の依山楼 岩崎

登山後の温泉はもちろん三朝温泉!

三徳山から車で、約15分で着きます。12時頃に着きました。

三朝温泉にある依山楼 岩崎という旅館に日帰り温泉に行きました。

依山楼 岩崎

三朝温泉は、1164年に発見された、歴史的な温泉のある温泉。
源義朝の家臣である大久保左馬之祐が、三徳山に行ったさいに、年老いた白い狼を助けました。すると、その夜に、妙見大菩薩が夢に現れて、白い狼を助けたお礼に、温泉の場所を教えてくれました。

それ以降、救済のお湯として、村人たちの病を癒す効果があると言われています。三日朝を迎えると全ての病が治ると言われていて、それで三朝温泉といいます。ただ『出雲国風土記』にも三朝温泉に関する記述があるらしく、 出雲国風土記は、白い狼伝説より前に完成しています。発見の経緯は諸説あるように思いますが、そこはロマンです。

この温泉の特徴はなんといっても高濃度のラドンが含まれていることです。 それは、世界でもトップクラスの放射能泉です!

放射線を抑えると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まります。これが、自慢の『ホルミシス効果』!

依山楼 岩崎は岩風呂でとても広く、露天風呂もありました。とにかくぬるぬるのちゅるちゅるでとても気持ちよかったです。
ミストサウナもあります。ホルミシス効果は吸っも良しとのことです。

依山楼 岩崎は、100年以上もある長い歴史で昭和天皇なども泊まった皇室御用達の宿です。
ロビーに写真などが飾られてます。

この温泉はめちゃくちゃオススメです!

鳥取二十世紀梨博物館なしっこ館に倉吉の街並み

まだ時間があり、せっかくなので倉吉方面へ。

三朝温泉から車で約15分、13時30分頃に鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館に到着しました。

倉吉に気になる施設があったので行ってきました。
フルーツの中でも梨は大好きですが、想像以上に施設が大きくてビックリしました。

鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館

施設の中には、島根の梨の歴史や物語に、梨の作り方など、梨のことならすべて分かる場所になっています。

梨の食べ比べで、エンドレスにいろいろな種類の梨を食べていました。サイコーです。

その中でも一番の衝撃は、なしっこ館直営店のフルーツパーラーにある『二十世紀梨ソフトクリーム』です!
今まで食べたソフトクリームの中でもダントツでおいしくて、

牧場のソフトクリームも食べてきましたが、今だに一番おいしかったです。
絶対に食べてみてください。

その後は、倉吉の街並みを散歩しました。

なしっこ館から車で5分ぐらいの、裁判所横観光駐車場に車を止めて散歩しました。

倉吉

街並みが風流で、とてもカッコイイです。
『男はつらいよ』の撮影場所になったのもなっとくです。
赤い瓦は、山陰地方中心に多くみられ、石州瓦といい日本三大瓦の一つです。

倉吉はカッコイイ街並みだけでなく、日本酒の酒蔵に倉吉ワイナリーもあり、立ち寄りました。

また、倉吉は風情のある街並みのなかに、何やらアニメのパネルが飾られてます。

『ひなビタ♪』というアニメと倉吉市が姉妹連携をしているとのこと。
聖地巡礼で倉吉市に訪れているみたいです。

アニメのパネルと倉吉の街並みが、なんとも言えない雰囲気です。

おまけに牛骨ラーメン

最後におまけで、倉吉市にある、ご当地ラーメンの
牛骨ラーメン 幸雅に行ってシメました。

遠方からも来る人がいるほど牛骨ラーメンは有名みたいです。
知らなかったですけど美味しかったです。

最後に

今回の登山は、登山時間も短いこともあり、登山後にいろいろ行くことができ、
その地方を楽しむことができました。
これだけ行動しても、広島市内には19時には帰ることができました。

この楽しい体験もあり、この後も、時間があるだけ下山後に、その地域を楽しくことになっていきます。

地元の近くに、いい場所が沢山あることを知って行くことになりました。

登山マップ

参照サイト

・日本遺産 三徳山 三朝温泉|六根清浄六感治癒の地

 URL https://misasaonsen.jp/wp/japan-heritage/

・三徳山の魅力/中部総合事務所生活環境局/とりネット/鳥取県公式サイト

 URL https://www.pref.tottori.lg.jp/item/911072.htm

・三朝温泉 公式サイト

 URLhttps://misasaonsen.jp/

依山楼 岩崎 公式サイト

 URLhttps://izanro.co.jp/

鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館 公式サイト

 URLhttp://1174.sanin.jp/

・倉吉観光情報

 URLhttps://www.kurayoshi-kankou.jp/

-登山
-