世界遺産の島・宮島の弥山
世界遺産の厳島神社。その厳島神社の後ろ弥山原始林も複合遺産として世界遺産に認定されています。
また、日本三景の宮島にある弥山!!
初代内閣総理大臣の伊藤博文に弥山頂上からの眺めを「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」と言わしめたほどの絶景です。
2015年発行のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「弥山展望台からの眺望」が、最高評価の三ツ星を獲得!!
パワースポットとしても有名で巨石やくぐり岩などが多くあり、1200年以上、燃え続けている消えずの火があります。
登山情報
宮島の中で弥山は最高峰の標高535m。その他には駒ヶ林506m、岩船岳466.6mがあります。
弥山登山コースは公認では3ルートで大聖院コース、紅葉谷コース、大元コースがあります。
初心者から上級者まで楽しめる幅広いコースとなっており、
今回は一番ハードと言われている大元コースで登り、大聖院コースで下山しました。
登山口
宮島への行き方は、あらためて説明しなくても簡単に調べれば分かると思いますが
フェリーに車を乗せて行く必要はありません。
フェリー降りて徒歩10分~15分で今回の大元コース登山口に着きます。
フェリー乗り場前の駐車場に止めるほうが断然料金が安いです。
気をつけることは宮島にはコンビニがないので
お弁当などは宮島にわたる前に買うことをお勧めします。
朝が早いと買う所もなかったと思います。
登山口に行く途中に厳島神社も通り、見どころも沢山あるので
あっという間に到着します。
トイレも登山口にあります。
道中
登山開始後は、森林に囲まれながら、川沿いも歩き進んでいきました。 途中には、石畳の道や岩場が現れ、足場には気を付けながら進みました。
宮島だと思い、なめていましたが登山初心者には結構きつく、汗がだらだらです。
ですが、美しい自然と景色で心地よく登れることができました。
見どころが沢山ある場所なので登山初心者にも楽しく登れると思います。
弥山には、南方系から針葉樹、また原始的植物が自然のまま残っている特異な植生を成しています。
モミとミミズバイ林が一緒に見られること、暖温帯性の針葉樹であるモミの木の周りに南方系の高山植物ミミズバイが群生している姿は、宮島以外ではまず見ることができません。
さらに、生きている化石といわれるヤマグルマの群落があります。
世界遺産に登録されたのは、嚴島神社という文化遺産と前面の海、そして弥山原始林を始めとする自然遺産の複合遺産です。
消えずの火 宮島環境協会 弥山の七不思議はこちら
そして、山頂に到着したときは、息をむような景色が向かっていました。360度のパノラマビューからは、瀬戸内海と広島市内が見渡せました。その景色に感動し、しばらく立ち止まって見とれてしまいました。
疲労でしばらく寝転がってもいました。
下山も宮島の景色を望みながら歩くことができます。
最後に
正直弥山はロープウェイで頂上まで登れます。
登山しなくてもロープウェイを使って少し歩けば
頂上の展望台に着きます。
が
0地点から歩いた頂上の景色は全然違います。
道中も景色を楽しみ、自然と触れ合い
苦労しながらも癒されて、たどり着いた頂上です。
登山する人は分かってくれると思います。
登山道は整備されている所も多いですが、険しい箇所もあります。
標高も低いこともありますが、軽装ではなく、しっかりした登山の準備で登ることをおすすめします。
夏に登るなら、海沿いで蒸し蒸しし相当暑いので、水などもお忘れなく。
また、頂上の展望台の開所時間は10:00から16:00ですのでご注意ください。
地図
登山マップ
参照サイト
宮島環境協会